<ロック魂に花を咲かせろ>
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「くっそー!なんやねん!あの点数は!!」
「まぁ、しゃあないやんか」
「納得いかへん!」
笑いの○メダル収録後・・・。
無惨な敗退となってしまったハリガネロックの二人は楽屋で反省会を開いていた。
しかし、反省会とは名ばかり。
その実は、結果に納得はいかない松口を大上が宥める会となっている。
「やっぱり、正月と同じネタを持っていったんが悪かったんちゃうか?」
「んなことあらへん!客の目が節穴なんや!!」
憤慨する松口に対し、大上は溜息をついた。
「まぁ、次の機会に頑張ったらええやん」
「俺はお前みたいにノホホンとジジィみたいにかまえておれんのじゃ!」
「ジジィはひどいやろ」
「ああ、ムカつく!」
「・・・まぁ、ええやんか。お前は頑張ったんやし」
「せやけど!」
「やるだけのことはやったんや。全力を出した上での結果なら認めるしかないやろ?」
「・・・せやけど」
大上の言葉に俯いてしまう松口。
そんな松口の頭を優しく撫でてやりながら、大上は言葉を続ける。
「お前、めっちゃカッコよかったで?」
「・・・」
「ええやんか。次に頑張ろ」
「・・・せやな」
「ん?」
「楽に金メダル取ったっても面白ないしな!次こそは優勝したるで!」
「それでこそユウキロックやな」
「次こそはハリガネロック旋風を巻き起こすんや!」
「じゃあ、飲みに行くか?」
「お前の奢りでな!」
「なんでやねん・・・」
「知ってるやろ。投資信託で金が必要やねん」
「・・・絶対にいつか破産すんで」
「俺にかぎってソレはない」
「・・・自分で言うなや」
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end
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コメント
不完全燃焼・・・。
この時の笑金で、松口さんがとてつもないケチに見えた。
それでも愛してます!!
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