注意・これはガキンチョ☆ROCKを見てない方にはわからない話です。
<警察側と泥棒の奇妙な関係>
俺は一応、警察側の人間やし。
コイツのこと、心配で仕方ないねんけど。
でも、しゃあないやんか。
「黒ずくめのオッさんよー」
「なんですか?鑑識さん」
「いつまで泥棒やるつもりやねん」
「・・・飽きるまで」
いきなり俺の家に来て、何でコイツは人のベッドに寝転んでんねん。
「お前、何で俺の家に来んねん」
「んー・・・」
「あんまり油断してるとな、逮捕するかもしれへんぞ」
「鑑識は逮捕できひんやろ」
「なら通報したるわ」
「する気ないくせに、何でそういうこと言うのよ」
確かに・・・。
なんだかんだ言って、俺はコイツとこうしてる時間が嫌いやない。
「なぁ、ほんまに泥棒やめへん?」
「・・・なんで?」
「一応、俺は警察の人間やし」
「なら、僕のこと家に入れたりしなきゃええやんか」
「・・・は?」
「関係、断ち切ったらええねん」
「・・・阿呆か」
そんなこと、できるわけないやろ。
「大体な、何で盗むねん」
「ん?」
「盗んだもん、全部壊してるやんか」
「せやねー」
「意味ないと思うで」
「ええねん。それでも」
「・・・どういうこと?」
「欲しくて盗むんやないから」
「・・・じゃあ、何で盗んでるんや」
「・・・なんでかなー」
全く、わけがわからない。
「後藤くん」
「あー?」
「明日、休みやろ?」
「ああ」
「じゃあ、ライブ見に行かへん?」
「ライブー?」
「人気バンドのライブチケットあんねん」
「・・・盗んだものやろ?」
「あかん?」
「・・・ええよ」
ほんま、不細工のくせして笑うと可愛いなんて・・・。
反則やろが。
「岩尾」
「なに?」
「キスしてもええ?」
「・・・嫌や」
「なんでよ」
「後藤くんのこと好きやけど、そういう好きちゃうし」
「俺はそういう好きなんやけど」
「・・・じゃあ、盗んでみたらええやん」
「・・・なるほど」
俺にも泥棒をやれ言うんか。
「上等じゃ」
end
コメント
後藤さん、鑑識ですよね?
間違ってないですよね?
すいません・・・よく、わからないんです。
許してください!ごめんなさい!
そして、さよーなら!!!
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