<不可思議なお祝いの仕方>



「おい、堤下」

「あ?」

「ちょっと来いよ」

「なんだよ」

言われるままに板倉の元へ行く。

「!?」

そしたら、抱きしめられた。

なんだ?コイツ。

「なんだよ」
「面白くない反応だな」
「お前がこんなことするなんて珍しいじゃねぇか」
「まぁ、たまにはな」
「?」

板倉が俺を見て笑った。

「誕生日おめでとう、あつし」

・・・ああ、そういうことか。

「さんきゅ」
「今日だけな」

ニッコリと笑う気まぐれな恋人に、不覚にも顔を赤くしてしまう俺がいた。


end


コメント
はい、おめでとうございます。
あとはノーコメント。