<楽屋風景>
某番組の収録前。
久しぶりにロザンに会えたことから梶原はいつも以上にはしゃいでいた。
しかし、西野と宇治原はわかっている。
梶原がはしゃいでいる本当のワケを・・・。
「菅さん、会いたかったですvv」
「俺もや」
「映画の収録ぶりですもんね」
「そうやな」
楽屋のソファに座り、西野と宇治原がいるにも関わらずイチャつく菅と梶原。
その様子を恨めしそうに見ながら、西野と宇治原はため息をついた。
「西野、何とかせぇ」
「宇治原さんが何とかしてくださいよ」
「・・・お前、今ここで梶を離してみぃ?」
「殺されるのは確実ですね」
「せやろ?」
「だから宇治原さん、どうぞ?」
「お前、俺に死ね言うとるんか?」
宇治原は西野を睨み付けるが、西野は素知らぬ顔。
「大体な、菅!お前は場所を考えろや!!」
「あ?お前、誰に向かってもの言うてんねん」
「梶も梶やで?もう少し周りの迷惑を・・・」
宇治原はそこで言葉を詰まらせた。
「・・・っ」
梶原が涙目で宇治原を睨み付ける。
しかし、上目使いとなっている為に効果はない。
「////か、梶?」
これには宇治原と西野もやられたようで、顔を赤く染め上げた。
「梶、こっち」
「菅さん!宇治原さん酷いんやぁ」
「せやなぁ・・・酷い奴やな」
半泣きな梶原を抱きしめながら菅がにやりと笑う。
その目はあきらかに西野と宇治原さんを見ていて・・・。
『お前らに梶は渡さへん』
「・・・西野」
「なんですか?」
「お前、諦める気あるか?」
「そんなん、ないに決まってるやろ」
「せやな」
梶原を愛おしそうに見つめる菅を睨み付ける二人。
その背中には、炎が燃え上がっていたとか・・・。
end
コメント
菅梶、好きだなぁ・・・私。
小さい人がイチャついているのって萌えvv
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