<自己中心的愛情>
「・・・いつも思うんですけど」
「なんや」
「松口さんって自己中」
「は?アル中?」
「違う!自己中心的だって言ったんです!!」
煙草を吸いながら雑誌を呼んでいた松口は面倒くさそうに潤を横目で見やった。
その目線に対抗するかのように、潤も松口を睨み付ける。
しかし、はっきり言うとそれは睨んでいるように見えない。
「・・・お前、誘ってんのか?」
「はぁ?んなわけないじゃないですか!」
「ふーん」
「え・・・?うわぁ!!」
瞬時に抱き上げられる。
突然のことに潤は困惑するが、そのまま松口が何処かへ移動しようとするのがわかると、すぐさま暴れ出した。
「あばれるな!落ちても知らんで!!」
「う・・・」
「おとなしくしてろ」
「おとなしくしてたら何されるかわからないじゃないですか」
「そりゃそうや」
「・・・自己中」
「おう、結構じゃ」
そのまま寝室へと運ばれ、乱暴にベッドの上に落とされた。
幸い、布団の上なので痛みはない。
「ま、松口さん?」
「なんや」
「まさか、こんな昼間から・・・ないですよね?」
「そのまさかや」
にやりとシニカルな笑みを浮かべ、触れるだけのキスをする。
「・・・////」
「どうした?」
「松口さん、やっぱり自己中ですよ」
「嫌なん?」
「・・・そんなわけないじゃないですか」
「じゃあ、それは自己中とは言わへんやろ」
「そうですね」
クスクスと笑いながら松口の首に手を回した。
end
コメント
やっと書けたぁ・・・。
久しぶりの潤さん受け!
しかも松潤かよ。
まぁ、いいか。
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