<予想外な付き合い>


base楽屋にて・・・。

「のん、これから予定ある?」
「なんで?」
「ないんやったら飯食いに行かへん?」
「え・・・んー・・・でもなぁ・・・」
「金ないんやったら奢るで?」

後藤の誘いに岩尾はどっちつかずな答え方をする。
何やら迷っているようだ。
しかし、後藤は岩尾の腕を掴んで無理矢理に連れていこうとする。

「うまいラーメン屋見つけたから行こうや」
「・・ご、後藤くん・・・あんな・・・」
「ん?」
「僕・・・」

岩尾が何か言いかけた、その時。
後藤の首に腕が回された。

「ぐえっ!」

言うなればチョークスリーパーをかまされたのだ。
いきなり首をしめられ、後藤は潰れた蛙のような声を出す。

「後藤くん、大丈夫?」
「だ・・・だいじょ・・・な、い・・」
「え?なんて?」

後藤は必死になって腕をどけてもらおうとするが、技をかけている男にやめる気配はなかった。

「後藤、俺が先約や」
「・・・ま、まつ・・・ぐち・・さ・・」
「苦しそうやな?」

ニッコリと笑いながらも技をといてくれない松口を、後藤は睨み付けるが、松口は全く気にする様子もない。

「岩尾、何してんねん」
「あ、すいません」
「早よ行くで」
「はいっ」
「そういうわけやから、後藤」
「後藤くん、明日なー」

天然な岩尾が後藤の命の危機に気づくわけがなく。
さっさと荷物をまとめ、松口と共に楽屋を出て行ってしまった。

「ぐ・・・げほっ・・・の、のん」

後に残された後藤はその場に倒れ込み、意識を失う。
それから、一時間後・・・。
ビッキーズの木部に発見されるまで、気絶していたとか・・・。


end


コメント
管理人への苦情は受け付けません。
だって!毒針ロックの日記読んでたら誰でも松岩!と思うよ!!
開き直るしかないじゃないですか!
松口さんと岩尾さんって凄く仲いいし!
岩尾さんのプリン食べたいという我侭に仕事ぎりぎりまで付き合ったんですよ?松口さん。
これは愛でしょう!
本当、申し訳ありません。