<変態ナルシスト>
「梶ーvv」
「・・・西野」
「かわええなーvv」
「・・・いい加減、離してくれへんかな」
「何で?ええやんかvv」
梶原を後ろから抱きしめ、西野の機嫌はまさに最高頂に達している。
梶原の色素の薄く柔らかい髪を撫で、ニコニコしながら梶原に「可愛い」を連発していた。
一方、梶原はというと・・・。
そんな西野に呆れ、溜息をつくしかない。
「梶・・・」
しばらくして、西野が声のトーンを変えて梶原の耳元で名前を囁いた。
これには梶原も弱いのか、少しドキドキしながら振り返ると・・・。
「なに?・・・うわっ!」
「梶、可愛い・・・食べたい」
「食べたいって何やねん!ちょっ・・・」
西野の手が梶原の服の中へと入っていく。
西野の長くて綺麗な指が梶原の胸の突起に触れると、梶原の体が小さく反応した。
「んっ・・・」
「気持ちええ?」
「・・・そんなん、ちゃう・・・」
「ふーん?感度悪いなぁ・・・よしっ!チェックしたるわvv」
「え?」
「ここは?」
「・・・っん・・・西野、やめっ・・・」
「こっちはー?」
「あんっ・・」
「梶、顔赤いで?」
クスクス笑いながら梶原の体を弄ぶ西野。
あきらかに梶原の反応を楽しんでいた。
梶原も抵抗しようとするが、すっかり力が抜けてしまっている為にどうにもならない。
「梶・・・かわええ・・・好きやで」
「はぁっ・・・」
「梶は?」
「・・・くっ・・」
「なぁ、言うてくれないとやめへんで?」
「あっ・・・す・・・」
「す?」
「やぁっん・・・・」
「早く、梶・・・」
「にし・・・のぉ・・・す・・・」
その瞬間。
「死ねや!変態!!」
ばきっ!
「!!!?」
西野の体が楽屋に入ってきた菅に殴り飛ばされる。
というか、楽屋で何をしているんだ・・・君らは。
「・・・に、西野!?」
梶原が殴り飛ばされた西野を唖然としながら見ていると、宇治原が駆け寄ってきた。
「梶、大丈夫やったか!?」
「う、宇治原さん・・・菅さん?」
「まだ下は何もされてへんか?」
何を聞いているのでしょうか?目窪さん。
「え・・・何で」
「梶ー!変態は俺が殺したからもう安心やで!」
「菅さん?」
「菅!梶に抱きつくな!!」
「うるさい!不細工!!」
「不細工言うな!ヘコむわ!」
「あ・・・あの・・・」
「どうした?梶」
菅に強く抱きしめられながら、梶原の困惑の表情を浮かべた。
その時・・・。
「菅ちゃん!何してくれてんねん!!」
ナルシスト様、復活。
「ちっ・・・生きてたか」
「川の向こうでご先祖様が呼んでたわ!」
「素直に川渡れや。別に戻ってこんでもよかったのに」
「そうはいくかい!梶は俺のや!!」
「誰がそんなん決めたんや?」
「俺に決まってるやろ!」
もはや先輩という事は頭にないのだろう。
西野は梶原を菅から奪い返し、二人を睨み付けた。
「西野、大丈夫なん?」
「ん?俺は梶のためやったら地獄からでも甦ってくる男やで?あれくらい何ともないって」
「・・・そうなん?」
信じないでください、梶原さん。
「怖いわー・・・もはや人間ちゃうしな」
「地球外生命体の勢いやな」
「っていうか、ここで殺しとかな厄介なんとちゃう?」
「せやなぁ」
黒いオーラが見えてますよ、ロザンの二人!!
これからどうなるのか、西野亮廣!!
梶原雄太を守りきることができるのか!?
できるでしょうね、人間じゃないから。
end
コメント
レキさん・・・こんなんでいいですか?
なんか阿呆なギャグになりました。
すいません。返却可能ですんで。
でも西野さんを変態にしたつもりです。