<激愛3>



お願いだから、誰か僕を殺してください。



「西野は俺のせいで壊れたんです」

「梶・・・そんなこと」

「俺のせいなんです。せやから、俺がいなくなったら」

「・・・」

「西野のこと、よろしくお願いします」

「・・・それで、梶は幸せなん?」



悲しそうに俺を抱きしめてくれた菅さん。

ありがとう。

それだけで俺は救われます。

貴方が西野を好きなのは知っているから。

だから、貴方にだけ俺の本心を伝えたい。




「梶、どこ行ってたん?」

「・・・菅さんと飲んでた」

「菅さん・・・か。俺なぁ、菅さんに告白されてん」

「そう」

「梶はどうしてほしい?」

「何で、そんなこと聞くの?」

「梶は、俺にどうしてほしい?」

「・・・行きたいなら行けばええ」



「っ・・・そんなんが聞きたいとちゃうわ!」


じゃあ、どうすればええねん。

俺とおっても、お前は壊れていくだけで。

俺のこと殴るやん。

もう、そんなん嫌やねん。

俺とおっても、お前は幸せになれへんやろ?

せやから、俺は身を引いたのに・・・。


「梶、俺から離れていくな」

「無理やって」

「そんなん許さへん!」

「西野は俺とおっても幸せになれへんよ」

「そんなことない!」

「西野は、ほんまは俺のこと好きやないんやろ?」

「な、何言って・・・」

「俺も、西野のこと好きやない」

「・・・・っつ」


泣かないで。

悲しいなら、俺のこと殴ってもいいから。

ぐちゃぐちゃにしてもいいから。

せやから、俺から離れてください。


ほんまに捕らわれているのは俺やなくて。

西野が俺に捕らわれている。


「・・・解放したるから」

「梶・・・好きや・・・愛してんねん」

「嘘、つかんでええよ」

「梶っ・・・」

「菅さんなら、どんなお前でも受け入れてくれるよ」

「・・・嫌や・・・俺は梶がええねんっ」

「・・・俺じゃあかんねんって」

「・・・梶・・・」



口の中にたまった赤い液体を吐き出した。


殴られた頬が痛かったけど、それ以上に。

心が痛かった。



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コメント

意味わからん文章になった。

梶くんは西野っちを助けてあげたいだけなんです。

わからんなー。