<拳銃にこめた弾の感情>



キングコング宛のファンレターの中に入っていた、梶への手紙を捨てた。



「西野ばっか、ええなー」

「何が?」

「ファンレター。俺のとこには全然来ないやん」

「人気ないなぁ、梶」

そりゃそうや。

俺が捨ててるんやからな。

「ま、ええし」

「ん?」

「俺には西野がいてるもん」

「せやな。俺がいるんやからええやん」

「西野、キスしてもええ?」

「ええよ」

梶にならキスされてもいい。

梶になら抱かれてもいい。

梶になら殺されてもいい。

だから、梶は俺だけを見ていればええねん。

「梶、俺のこと好き?」

「うん、好き」

「抱いて?」

「ええよ」

誘い受けも悪くない。

梶だから出来ること。

他の奴なんて、もう相手になんかできない。

「っあ・・・か、梶ぃ・・」

梶だから許した。

梶だから愛した。

他の奴を見るなんて許さない。

「なぁ・・・梶」

もし、他の奴なんて好きになったら。

「俺はお前のこと殺すで」

激情という名の拳銃で。

嫉妬という名の弾丸で。

お前という愛しい存在を撃ち抜く。

せやから。

「俺だけを抱いていてな」

end


コメント

梶西がたまには書きたくて・・・。

すいません。たまに書きたくなる西野の誘い受け。

梶がリードすることはないと思うんです。

あとは梶菅を書きたい。当然、誘い受け。

菅と西野で梶を取り合いしてほしいな(死)