注意・本当に梶総受けと考えてください。他CPはないです。



<解散の危機!?・1>



「梶、ほんまごめんって」

「・・・」

「このとーり!謝ってるやろ?」

「・・・」

「梶ぃぃ・・・」


梶原はひどく機嫌が悪かった。

その原因を作ったのは相方である西野。

西野が某番組で「相方おもしろくないから解散!」と言ったのが原因だった。

それを聞いた梶原は酷く傷ついたらしく、怒りのあまり西野を無視するという行動にでたのだ。

一方、梶原を心から愛してやまない西野にとって、梶原に無視されるというのは何よりも辛いこと。

何とかして許してもらおうと、必死に頭を下げていた。

「梶、あれは本音やないぞ!?」

「・・・」

「俺の相方はお前しかおらへんねんって!」

「・・・」

しかし、いくら頭を下げようとも謝罪しようとも、梶原の受けた傷は深いらしく・・・。

こんな状態がもう一週間近く続いていた。

そして、今日は久しぶりに大阪で仕事なのだが・・・。

梶原は新幹線での席も西野とは離れて座り、一言も口をきこうとはしなかった。

「梶・・・ええ加減にしてや?」

「・・・」

「これからもずっとそのままでいるつもりなん?」

「・・・」

「なぁ・・・せめてこっち見ろって」

「・・・」

梶原は何も言わない。

そんな梶原に苛立ちを感じたのか、西野はおもいっきり梶原の肩を掴んだ。

「おい!ええ加減にせぇよ!!」

「っ・・・」

突然の怒鳴り声に梶原がびくっと体を震わせる。

その目にはあきらかに驚きと恐怖が入り交じっていて・・・梶原は今にも泣きそうな顔をした。

「・・・あ」

「・・っ・・・」

西野はしまった、とでも言うかのような顔をするがすでに遅い。

梶原は西野を睨みつけ、その大きな目から涙をこぼした。

「ふっ・・・くっ・・・」

「か、梶・・・ごめんっ・・その・・・」

慌てて宥めようとした、その時。

キングコングの楽屋にチュートリアルの福田とロザンの菅が入ってきた。

「梶ーっ・・・て・・・あれ?」

「梶、何で泣いてんねんっ」

二人の目の前にいたのは泣きじゃくっている梶原。

福田がすぐさま泣いている梶原に近寄る。

「西野と喧嘩したん?」

「ふっ・・・ふく、だ・・さんっ・・・」

「西野!お前、何したんや!!」

「いや、その・・・」

福田は梶原の涙を拭ってやり、優しく頭を撫でた。

そんな光景を見せられて黙っている西野ではないが、菅に怒鳴りつけられてたじろいでしまう。

「西野が・・・っ・・・くっ・・・」

「西野に何か言われたん?」

「俺のこと・・・おもんないって・・・っつ・・・解散す、るってぇ・・・」

「そんなこと言うたんや?西野」

「酷い奴やな、お前!」

福田と菅の二人に睨みつけられ、西野は完全に窮地へと追い込まれた。

流石の彼もこうまで追いつめられたら何もできない。

「せ・・せやけど、俺は一週間も謝り続けてるんですよ!?」

「そんなん関係ないわ!梶は傷ついてんぞ!」

「ほんま最低な男やな・・・梶、あんな奴とは解散したらええねん」

「え?」

「な、何言うてるんですか!福田さん!!」

「あ、そうや!どうせなら、ウチに来る?」

「え・・・でも徳井さん・・・」

「かまへんって。徳井も梶のことは気に入ってるし」

「あ、それやったらロザンに入れたるって!」

「でも・・・俺、頭悪いし」

「何言うてんねん、それも愛嬌やんか!俺も宇治も梶のこと大好きやしvv」

いきなり、梶原を勧誘しだした二人。

これには西野も焦るばかり。

「あかん!梶は俺の相方ですよ!?」

「その相方を突き放したんはお前やろ」

「そうや。それに、お前はピンでもやる自信ある言うてたやん?」

「いつ言うたんやー!!」

菅にデタラメなことを言われてますます焦る西野だが、梶原の耳にそれはしっかりと届いており・・・。

梶原は目を伏せて悲しそうな顔をした。

その目にはまたもや涙が溢れ出そうになっている。

「そう・・・なんや・・・」

「梶!信じるな!!」

「・・・っ・・・西野なんか嫌いやぁ!」

「!!!?」

梶原は大声で西野に向かって叫んだ。

そして、西野はその言葉のダメージにより石となる・・・。

「うわー・・・へたれや」

「西野みたいな甲斐性なしなんて放っておけばええねん」

「福田さぁん・・・」

「梶、大丈夫か?なんか食いに行く?」

「菅さん・・・」


福田と菅に連れられ、その場を後にする梶原。

一人残された西野は、いまだ石化していた。



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コメント

これは続きます。

前にテレビで西野さんが梶に「解散発言」をしたのを聞いて腹が立ちました。

ゆえに、梶総受けです。

徳福ではないです。他CPも出しません。