<お熱いことで・・・>
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『毎度毎度、お熱いことで・・・』
西野と梶原が同時に言った。
その言葉に、キングコングの二人の目の前でイチャイチャしていた宇治原と菅が反応する。
「羨ましいか?」
意地悪そうに微笑みながら菅が言うと、西野は苦笑した。
「そりゃあ、ね」
そして、相方兼恋人である梶原を横目で見やる。
「お前らもイチャイチャしたったらええねん」
「そうは言いますけどね、菅ちゃん。コイツ、めっちゃガード固いんですわ」
「なっ!///何言うてんねん!」
「ほんまのことやろ」
顔を真っ赤にして西野を睨む梶原。
そんな時、楽屋にランディーズの二人が入ってきた。
「あっ!高井さん、中川さんおはようございます!」
西野を無視し、梶原が笑顔で挨拶をする。
「おはよう、梶」
「今日もかわええなぁvv」
笑顔で挨拶を返す高井に対し、中川はいかがわしいオーラを放ちながら梶の頭を撫でる。
そんな中川から梶原を奪い、西野は中川を睨みつけた。
オモチャを取られた中川は仕方なしと周りを見回す。
そして、目に飛び込んできたのは菅の姿・・・。
「菅ーvv・・・うっ!」
すぐさま、菅に近寄ろうとするが・・・。
「?」
菅の背後で無言のまま自分を睨みつけてくる宇治原の視線に、中川は圧力を感じた。
というより、殺気がこもっているような気も・・・。
「中川さん・・・俺の菅ちゃんに触らんといてください」
俺の、の部分を強調させた、あまりにもドスがきいている低音が楽屋に響いた。
中川は顔を青ざめさせながら、相方である高井に救いを求める。
しかし、高井はすでに関わりあいになることは拒否しており、知らん顔で梶原や西野と談笑していた。
非情な相方に怒りを感じながらも、その場の空気に耐えられなくなった中川は楽屋を出ていった。
「宇治ー?顔怖いで?」
「ああ、ごめんなぁ菅ちゃんvv」
「別にええねんけど、中川さんどないしたんやろな?青い顔して出てってしもた」
「持病の性病の発作でも起こったんやないか?」
中川がいないのをいい事に、好き勝手言う宇治原。
「中川さんて性病持ちやったん?」
「せやから、近寄ったらあかんで?」
「わかったvv」
「かわええなー、菅ちゃんはvv」
笑顔で頷く菅を、宇治原はおもいっきり抱きしめた。
すると、宇治原に抱きしめられながら・・・。
「宇治ー」
「ん?」
「俺のこと好き?」
「めっちゃ好きやでvv菅ちゃんは?」
「俺も宇治のこと、めっちゃ好きやvv」
人前だと言うにも関わらず、イチャイチャしまくる二人。
挙げ句の果てには、宇治原の膝の上に座る菅・・・。
そんな二人を見て、その場に残っていた三人は言うのだ。
『ほんまに、毎度毎度お熱いことで・・・』
その後、baseの間で中川は性病持ちという噂が広まったのは言うまでもない・・・。
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end
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コメント
山子さま、こんなんでよろしいですか?
何だか、あまり甘くない気がします。
そして、中川さんが可哀想でした・・・。
本当にすいません。
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