<初夢>



みんなのアイドル梶原雄太くん。

そんな梶原雄太くんに恋い焦がれる男たちは、同じ初夢を見ました。


その夢の内容とは・・・。

実は、彼らは知らぬ間に綺麗な花畑へと立っていました。

すると、どこからか自分を呼ぶ声が聞こえてきます。

彼らが声のする方へ振り返ると、そこには白いウエディングドレスに見を包んだ梶原雄太くんが!

では、それぞれの夢のなかを覗いてみましょう。




<宇治原ver>

「宇治原さん・・・」

「か、梶?////」

白いドレスに身を包んだ可愛らしい梶原の姿に、思わず赤くなってしまう宇治原。

「宇治原さん・・・好きです」

「・・・梶、ほんまに?」

「宇治原さんやないと、嫌なんです」

「・・・梶」

「宇治原さん、俺と結婚してくれますか?」

「それは俺の台詞や。ほんまに俺と結婚してくれるんか?」

「はい・・・////」

「梶・・・(うわーっ!めっちゃ幸せやーっvv)」



<高井俊彦ver>

「高井さん」

「か、梶?その恰好・・・」

「似合いますか?高井さんのために着たんですけど・・・。やっぱり変ですよね」

梶原の可愛らしいウェディング姿に優しく微笑む高井。

「・・・めっちゃ可愛いで?」

「ほんまですか?嬉しい・・・////」

「まるで花嫁さんみたいやな」

「・・・俺、高井さんの花嫁さんになりたいんです」

「え?」

「俺を、もらってくださいっ////」

「喜んで!(何?このおいしい展開!)」



<中川貴志ver>

「たーちんっ!」

「梶っ!めっちゃ可愛いやんvv」

愛らしい梶原を強く抱きしめる中川。

「たーちん、あんな・・・」

「梶、可愛すぎて嫁はんにしたいくらいやわvv」

「ほんま!?」

「・・・え?」

「ほんまに嫁にしてくれる?俺と結婚してくれる?」

「・・・ええの?」

「たーちん、俺が聞いてるんやで?」

「・・・大歓迎やわ!(最高やーvv)」



<西野亮廣ver>

「あっくんvv」

「か・・・梶!?その服装・・・え?あっくん・・・って」

「あっくん、どう?」

「え・・・どうって」

「・・・似合ってへん?」

しゅんとしてしまう梶原を慌てて抱きしめる西野。

「そんなことないで!めっちゃ可愛い!」

「ほんまに?」

「このまま結婚したいくらいやで!」

「・・・俺、あっくんと結婚したいねん////」

「えぇぇ!?(梶・・・可愛いーvv)」



<菅広文ver>

「菅さん!」

「ん?・・・あれ?梶、どうしたん?そんなドレス着て・・・」

「どうしたって・・・酷い、菅さん」

「え、ちょっ、何で泣くねん!」

いきなり泣きだしてしまった梶原に慌てる菅。

「菅さん、結婚しようって言うてくれたやないですかっ」

「え・・・ほんまに?」

「忘れたんですか?菅さん・・・」

「わ、忘れてないで!ごめん!あんまり梶が綺麗やったから・・・」

「・・・もう、菅さんってばvv」

「ごめんな?梶vv(メルヘンGET!!)」



そんなこんなで、夢から覚めた彼等は思ったのです。

『(これは梶と結婚できるという暗示や!!!)』

そして、愛しい梶原に逢う為に急いで仕事場へと向かったのでした。




そして、今日はWSの仕事の日。

「あー・・・みんな早く来おへんかなぁ」

メンバーよりも早く来てしまった梶原は退屈そうに煙草を吸っていた。

煙草は喫煙所で吸いましょう。

「めっちゃ暇やわー」

その時、梶原の楽屋に急いで走ってくる足音が・・・。

バタバタバタバタッ!

「あ、来たんかなぁ・・・」

『梶ぃ!!』

「菅さん、中川さん、おはよーございますっ」

「梶、お前の気持ちは受け取ったで!」

「え・・・?中川さん?」

「梶、絶対に幸せにしたるからな?」

「菅さん?」

楽屋に入ってくるなり意味不明なことを言いながら梶原に抱きつく二人。

しかし、すぐに続けて楽屋に入ってきた宇治原、高井、西野の三人に引きはがされた。

「何で梶に抱きついてんねん!」

「お前ら!抜け駆けは許さへんぞ!」

「梶!お前の夫が来たでぇ!?」

ちなみに最後の台詞は西野である。

「え・・・え?どういうこと?」

梶原は頭上に?をいっぱい浮かべた。

それもそうだろう。

しかし、もはや「梶と結婚するんは俺や!」などと思っている男たちに理性はない。

『梶、俺と結婚してくれ!!』



さぁ、梶原の答えはいかに!?

「・・・俺」

梶原が口を開いた瞬間、ごくりと唾を飲み込む5人。

そして!!

「・・・・ごめんなさい!」

梶原が申し訳なさそうに頭を下げた。

その言葉に5人はまるで頭上から金ダライを落とされたような衝撃を受ける。

『な、なんでやねん!!!』

すぐさま梶原につめよる5人に対し、梶原は・・・。

「えと・・・その・・・////」

何故か顔を赤くし・・・。

「俺、陣内さんと付き合ってんねんっ////」

『なにーーーー!?』

驚く5人、耳まで顔を赤くさせている梶原。

その時・・・楽屋のドアが開いた。

「梶原、迎えに来たで」

「陣内さん!」

いきなり現れた陣内に嬉しそうに駆け寄る梶原。

そんな梶原を優しく抱き寄せ、陣内はやんわりと微笑んだ。

そして、呆然としている5人を横目で見やり・・・。

「悪いなぁ・・・そういうことやから」

と言ってニヤリと笑うと。

『そ、そんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!』

楽屋中に5人の叫び声が響きわたった。




がばっ!!!

『梶ぃぃぃぃっ!!!』

「えっ!?な、なんですか!!」

『・・・へ?』

目が覚めた5人はあたりを見回した。

何故か自分たちは楽屋の畳の上で横になっている・・・。

そして、すぐそばには雑誌を片手にウォークマンを聴いている梶原。

「あれ?俺ら・・・」

一番に口を開いたのは宇治原だ。

「みんな、疲れて寝てたんやで?いきなり大声出して起きるからビックリしたわ」

「そ、そうか・・・」

「正月の特番で・・・」

「でも、みんな一斉に起きるなんて面白いなぁっ。どんな夢見てたん?」

好奇心たっぷりに聞いてくる梶原だが、それに答える者は一人もいない。

そして、つくづく思った。

『(どうか正夢になりませんようにっ!!!)』



end



コメント

長いなぁ・・・。

最後は夢落ちです。

あー・・・初夢が正夢になればいいのに。