<わかってますか?>
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わかってますか?
僕は貴方が好きなんです。
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「福田さーんvv」
「あ、川島」
baseの廊下で福田を見つけ、走りながら名前を呼んでみれば笑顔で振り返ってくれる。
そんな福田に、自然と川島も笑みがこぼれてしまう。
「今日は一緒に仕事できますね」
「そうやね。久しぶりちゃう?」
「久しぶりですよー。福田さんに会えなくて寂しかったです」
「なんやの、それ」
冗談はやめてや、と笑う福田に川島は少し悲しくなった。
しかし、相方ならいざ知らず、本来プラス思考な川島はそんなことでめげたりはしない。
「福田さん、今日は仕事終わった後は空いてます?」
「んー・・・空いてると思うけど」
「じゃあ、一緒に飲みに行きません?」
「ええでー」
快くOKしてくれた福田に内心でガッツポーズを決める川島。
しかし・・・。
「福、ここにいたんか」
「徳井くん」
福田の相方、徳井の出現により川島の気分は一気に盛り下がる。
「もうすぐ打ち合わせ始まるで」
「うん、わかった。川島、あとでな」
「あ、はい」
その時、徳井が自分を一瞥するのを川島は見た。
その一瞥にこもっている意味を知り、急いで福田に走りよる。
「福田さん!」
「え?」
「好きです」
「・・・は?」
「福田さんが好きなんです」
「な、な、何言うて・・・///」
「わかってください。俺は福田さんが好きなんです」
自分の言葉に顔を赤くさせている福田を見て、川島は嬉しくなった。
「その反応は脈ありと見ますよ」
「えっ///」
「徳井さんには負けませんから」
黙って自分を睨み付けている徳井に目線を向ける。
そして、川島は福田の頬にキスをした。
「!!?///」
「なっ、川島!!何してんねん!!」
「宣戦布告です」
そう言ってニヤリと笑うと、川島は福田を真っ直ぐ見つめる。
「福田さん、わかってはるんですか?」
「え?」
「俺は貴方を愛してはるんですよ」
「っ////」
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わかってますか?
この気持ちは誰にも負けない自身があるんです。
絶対に振り向かせてみせますから。
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end
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コメント
初の川福です・・・。
何気なく好きなんですよね、このカップリング。
というか川島さんが好きです。
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