<寒いなんて言わないで>

「柳原、愛してるでっ」

「・・・は?」

いきなりの衝撃発言に柳原と同じ部屋にいた平井と増田は開いた口が塞がらない。

一方、発言の張本人である岡田は満面の笑顔を浮かべている。

「とうとう頭がわいたんですか、お可哀想に」

「つうか、寒い」

そんな岡田に冷たいツッコミを入れる平井と増田。

「こらっ!寒いって何やねん!俺は本気やぞ!」

「あかんですよ、ヤナは俺の大事な相方なんですから」

「大体な、お前いきなり何言うてんねん」

「愛の告白や」

「時と場を考えろやっ」

呆れて物も言えない増田はため息をついた。

そんな冷たい相方に構わずに、岡田は柳原に近寄る。

「ヤナはどないやねん」

「えっ・・・////」

「って、何で顔赤くしてんねん!ヤナ!」

何故か顔を赤くしている柳原の肩を平井が掴んだ。

「やって・・・俺、岡田さんのこと嫌いやないし////」

「じゃあ、両思いってことやなvv」

「俺は認めへんぞ!岡田なんてやめとけや!」

「そうや!お前には俺がおるやないか!」

「うるさいで外野!俺とヤナは両思いやねんから邪魔すんな!」

「あ・・あのー・・・」

ぎゃーぎゃー騒ぎたてる三人に困惑する柳原。

とりあえず、騒ぎをおさめようと岡田に近寄る。

「お、岡田さん」

「ん?なんや?」

「・・・あ、あのですね・・・その・・・」

「・・・わかってるで」

「え?」

「全部言わんでもわかってる!」

そう言って、岡田は何を勘違いしたのかギューッと柳原を抱きしめた。

「っ!?////」

「あー!何してんねん、岡田!!」

「ヤナも何で無抵抗やねん!」

「それは俺のこと愛してるからやんなーvv」

「・・・////」

岡田に抱きしめられながら、自分の心拍数が上昇していくのを感じた柳原。

「(俺、ほんまに岡田さんのこと・・・?)」

end

コメント

初ですー!

何故か好きなカップリング。

つうか、岡田さんが阿呆くさい。