<薔薇の花束>

「・・・う・・・ん」

鼻孔を花の香りがくすぐった。

確か、自分の部屋に花はないはず。

じゃあ・・・何で?

眠い意識を必死に目覚めさせ、目を開けてみる。

「!?」

目の前に飛び込んできたのは赤い花。

驚いて飛び起きてみると、部屋中が薔薇で埋まっていた。

「・・・な、なんやこれ」

そう言うのがやっと・・・。

すると・・・。

「福ー!誕生日おめでとうvv」

「と、徳井くん!?」

何故か福田の部屋にいた徳井がおもいっきり福田に抱きついた。

「徳井くん、これは・・・」

「俺からのプレゼントや。福、薔薇好きやったやろ?」

「好きやけど・・・こんなにたくさん?」

「ほんまはもっと用意したかったんやけどな」

「じゅうぶんすぎると思うで」

「いやっ!俺の福への愛はこんなんちゃう!」

「徳井くん・・・」

「福、誕生日おめでとう」

「ありがとう・・・」

どこから出したのか、徳井から薔薇の花束を受け取る福田。

「すごく嬉しいわ」

心の底から嬉しそうにはにかむ福田を見て、徳井の胸がきゅんとときめく。

「福、めっちゃ可愛いvv」

「徳井くん、せっかくやからケーキでも買うてくる?」

「あ、それなら用意してるで」

「ほんまに!?ありがとう!!徳井くん、大好きやわvv」

「俺も福のこと大好きやでvv」

「徳井くんの誕生日は僕が祝ってあげるからなvv」

「楽しみにしてんでvv」

薔薇の花にかこまれて、貴方と二人きりに誕生日を・・・。

end

コメント

なんだかなぁ・・・。

もう少し甘くしたかったです。

でも、福田さん誕生日おめでとうございます!